英国がEU離脱!? 日本に与える影響は?

ここ数日、英国のEU離脱騒動が各メディアで大きく取り上げられています。

イギリスがEUを離脱すると私たちにはどんな影響があるのでしょうか?
そもそも「EU」って何?
WPL(World Punch Line)では職場でのちょっとした会話に入っていけるようこの話題を簡単に取り上げたいと思います。
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・「EU」とは?

これを知っておかないと話が全く見えません。
EUとはEuropean Unionの略で「ヨーロッパ連合」もしくは「欧州連合(おうしゅうれんごう)」のことを指します。
つまり簡単に言うとヨーロッパの陸続きの国たちが互いに協力しあって世界と渡り合える組織を作ろうと言って結成された連合です。

EU加盟国の多くでは同じ貨幣ユーロが使われているので国が変わっても両替をする必要がありません。またパスポートのチェック無くEU加盟国間では移動ができます。

この二つの利点を考えただけでもこの連合が経済的に大きな影響力を持っていることがわかります。

実際、日本からも1300社以上の会社が流通面でのこのメリットを持つ英国に拠点を持っています。




・英国がEUを抜けるとどうなる?日本への影響は?

経済、流通面で大きな影響が出てきます。

みなさんは海外旅行に行かれたことがありますでしょうか? 外国に行く場合、私たちは皆パスポートをチェックされ、荷物の検査を受けなければいけません。目的地の国に着いてもまたパスポートを提示し、預けていた荷物があればそれを受け取るのを待つ必要があります。荷物によっては税金がかかってくることもあります。

個人の身軽な旅行でさえ、国から国への移動にはこれら面倒なステップを踏む必要があります。
それが企業となると莫大な手間や時間、経費がかかってくるわけです。もちろん国によって法律も違いますのでその知識や対応策も必要となってきます。
しかしEU加盟国間では、国は違っても同じ基準を持っていますのでそうした手間が非常に少なくて済むわけです。例えるなら私たちが日本国内で移動する時のように面倒な手続きが無かったわけです。
イギリスは「ポンド」という独自の通貨を使ってはいますが、それでもEU加盟国ゆえの経済や流通面でのメリットを持っていました。

そのEUからイギリスが離脱するという事ですので、イギリスに拠点を置く日本企業にどれほどの影響があるか想像に難しくありません。もちろん同じ状況にある世界中の企業が同様の影響を受けることになるでしょう。
イギリスからの撤退を考える企業も出てくるかもしれません。


・まとめ
この話題の「punch line」つまり要点は、遠く離れた国のことですがイギリスのEU離脱は私たち日本人にも大きな影響があるという事です。特に海外に進出している日本企業の進展に大きく関わってきます。
実際、6月24日にイギリスで行われた国民投票EU離脱賛成票が上回ったので急激に円高が進みました。
円高が進むとどうなるでしょうか?
輸出業がダメージを受け経財が冷え込み始めます。結果、日本での失業率が上がることになります。
確かに私たちにも無関係ではないですね。

英国がEUを正式に脱退するのはまだしばらく先ですが注意深く事態を見守っていきたいですね。

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